明日の私は別の人

昨日の私は一体何を考えているのだろうか。

見下されたけれど、ライン工のほうが一般的な大学生より社会貢献度が高いと思った話

ついでに、中卒も高卒も大卒も外国人も仲良く仕事しようぜ、という話。
まあ世の中にはそういうことを言う人がいるんだな、という程度で見てもらえると嬉しい話だ。

大学生「工場で働くやつらより自分は偉い」

同じ大学に通う同級生(年下)が「工場で働くやつらより自分は偉い」という旨の発言をしてきて、悲しくなったことがある。
大学に進学しなかった人を見下すような発言もあった。 私の経歴については一応話してあったのだが、すでに忘れていたのかもしれない。あまりにも悲しかったので、やんわり(当社比)と指摘したおいた。

ちなみに言葉の補足をしておくと、工場で働いている作業員のことを、世間では「ライン工」、求人では「技能員」と表現することが多い。分かりやすそうなので今回はライン工とする。

工場にはいろんな人がいた

確かに教養や学歴に関係なく誰でもやれる仕事ではあるので、「底辺の人が働く場所」と捉えても不思議はない。

私の場合は経済的な理由によって高卒での就職となったが、人によっては学力的な理由だったり、勉強が嫌いだったり、就職がうまくいかなかったからだったりと、事情はいろいろあるだろう。
職場には、大学を卒業したが諸事情あってライン工になり、「大学に行かずに工場に就職していればよかった」と話す方もいた。海外から出稼ぎに来ている方も多く、長年勤められてる方もいた。

余談だが、その中にはとても流暢な日本語を話される方がいた。2か国語を操るその方を、私はそれはもう尊敬していた。バイリンガル格好いい。

大学生>高卒社会人?

そんな人たちと一緒に過ごしていたわけだが、果たして大学生のほうが偉いのだろうか。
同級生の発言を聞いて真っ先に思ったのは、「学生が何言ってんだ……」だった。

経済が動いているのはなぜだろうか。
お金を生み出しているのは誰だろうか。

答えはもちろん、社会人が働いてくれているからだ。
社会にどちらが貢献しているのかと聞かれれば、社会人と答える人がほとんどだろう。ライン工も社会人であり、経済活動を支える重要な人たちだ。どう考えてもライン工と学生とでは、経済に対して与える影響が段違いである。火を見るよりも明らかだ。
さらに言えば、工場にその同級生を放り込んでみたとして、ほかの社員に比べて全然役に立たないこと請け合いだ。

社会が求めているのは働いてくれる人間だ。そもそもどちらが偉いという優劣をつけること自体変な話だと思うが、学生よりも社会人として働いている人のほうが働き手として優秀である以上、「大学生のほうがライン工より偉い」とは言えないだろうと思っている。
ほかの職種でももちろんそうだが、経済的な価値という面において、大学生は圧倒的に高卒の社会人に負けていると思う。

少なくとも遊ぶお金欲しさにバイトをしている人に言われたくはないなと思った。生活のために働いてんだぞこっちは。

見下すならライン工の収入を超えてからどうぞ

もしかしたらその同級生は、将来それはもう素晴らしい実績をあげてめちゃくちゃ偉い人になるかもしれない。大富豪にでもなっているかもしれない。そうなれば確かに偉い人だ。
ライン工なんて、低賃金なのにひどい環境下で奴隷のように働くみすぼらしい職業に思えて仕方がないかもしれない。

ただ、それは将来の話だ。

私には同級生の言う「偉い」の基準がよくわからなかったが、とりあえずライン工より稼げる大人になってから見下してほしいなと思う。お金がすべてではないが、それくらいしか測れるものがない。
状況によって金額の幅が広いが、年収600万くらいもらえる事もあるので、ぜひそれを圧倒するくらい稼いでほしい。

勉強ができないから、学歴が下だからといって見下したのであれば、大学に入るために日頃の勉強を頑張った自分を素直に誉めておけばいいと思う。今後もどうぞ頑張って。経済に大いに貢献しよう。それから、お金がある幸運に感謝すればいいと思う。

仲良くしようぜ

長々と語ったが、出来れば見下さず「お仕事お疲れ様です、大変ですね」とねぎらえる大人になってくれればありがたい話ではある。
社会を形成して生きている以上、思いやりの心はあったほうがいい。

世知辛い世の中に生きるのだ。中卒も高卒も大卒も外国人も仲良く仕事をしようではないか。

(ちなみにその同級生とはもともと接点がほぼなかったが、今は全く接点がなくなったので、名前も顔も忘れてしまった。元気にしているだろうか。)

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